重い苦しみに出合う時
受け止められない不安に怯える時
多くの人はただ立ち止まることを恐れ
その場から逃れることだけに囚われてしまう
そして過去と未来を徘徊する断片に傷ついていく
心の中を濃霧のように浮遊する
自身の確信的な明日の罪を従わせても
その解決の聖水を示す書は何処にもないというのに
立ち去ってはいけない
巡礼する者よ
あなたはいつまで弱き者として生きるのか
未来の扉はあなた自身を
そして全ての時間を許すことでしか開かないと
示唆を与え続けてきたはずなのに
譜奏391