2019年6月14日

人が運命というシナリオを好んで神格化してしまうのは

結局は死に対する恐れなのではないかと思った

自分らしく生きたい

出来れば華々しい人生を遺してと

その発端は限りある時間の中でという現実的な認識と

連鎖した諦観からすべてが始まっている気がする

私自身もその群れにいる一つの命には違いないけれど

私はその連鎖には追従しない

何故なら未来に想いを馳せるシナリオは

人の命に与えられた最も高価な自由への尊重だと知ったからだ

思慮を避けた恐怖を下地にした人生など

ウィルスに感染した重病人のようにしか見えない

人はただ自分の意義を探して生きればそれで良い

時にシナリオに赤字添削を書き込む苦悩があったとしても

 

譜奏389