2020年2月26日

長い旅の結末はまだわからない

わたしの足がまだ歩くことができるのなら

いつか聴いたあの潮騒の海を

もう一度あの日のように眺めてみたい

わたしの声がまだ歌になるのなら

あの日のように歌っているだろうから

風も地もすべてが愛と知る日まで

どれほどの時が過ぎ去っていったのだろう

そして叶うなら

もしも

わたしの命が

自由に舞うべき蝶だったら

蒼さえ消えて見えない

光ある空へと

 

譜奏499