綺麗なままの虚ろな夢から
逃がれて
汚がれの中で信じる脆さに
汚れて
過ぎてしまえば愚かなほど
肩肘張って生きてた
解り合えたらうれしいけど
それはきっと気分しだいの真似事
砂埃舞う
風の果てのミラージュ
一度だけ振り向く最後の人
人を愛することができない人形でも
雨にうたれて悲しい夜
熱いセレナーデ聴こえるから
譜奏377
綺麗なままの虚ろな夢から
逃がれて
汚がれの中で信じる脆さに
汚れて
過ぎてしまえば愚かなほど
肩肘張って生きてた
解り合えたらうれしいけど
それはきっと気分しだいの真似事
砂埃舞う
風の果てのミラージュ
一度だけ振り向く最後の人
人を愛することができない人形でも
雨にうたれて悲しい夜
熱いセレナーデ聴こえるから
譜奏377
ビルの谷間の風に吹かれ
海に続いた道を見ていた
時が過ぎても変わらないことを
当たり前のように感じていたけど
どこまで行けば
何を棄てれば
あどけない目をした
あの頃の私に会えるのだろう
抱きしめるほど
わからなくなる夢を
抱きしめて
波に流した写真の中に映るように
私の悲しみは壊れていた
色褪せた想い出だけでも生きられるほどに
譜奏376
虹のように消えていく
大切な時間を胸に
あたためながら
祈る手は怯えていた
キレイに生きてきたと
言えない私だけれど
あなたの笑い声が
すべてをやさしくして
気がついたら
一人で泣いていたの
身体を捨てて心を捨てて
あなたの吐息だけを感じて
力の限り抱きしめていた儚い夢を
さ迷いながらみつめた星のように
譜奏375
深い海の色が
なんだかさびしいね
過ぎてしまうだけの夢を
追いかけているようで
人は風のように
どんなに愛しても
いつか開いた手を
すり抜けていくね
少しだけそばにいてと
言っていたのに
振り返らなくなった時を
私を思い出す
あの日憎しみのように
捨てたはずの街なのに
譜奏374