ものすごく偏ったタイプのおばあちゃんになると
私はいつからかそう思って生きてきて今もそれは変わらない
そうなるときっと私は酷い孤独の中で日々を過ごしているのだろうけれど
そこに恐怖を感じるイメージを私は一度として持ったことがなかった
何故なら私の胸には踊るように運命を生きていくというフレーズが
自身の生を感じた瞬間からずっとリフレインしていたからだ
傲慢。貪欲。
あるべき人の姿としては聞こえは最悪でしかないのだけれど
差し当たって言葉にすればこの者たちが私には一番しっくりきている
ただし尊大に振る舞う運命にははっきりと私はリクエストを伝えている
それはこの一卵性の双生児の食料が私が思い描く夢の実行にあるという
その一点に尽きるという唯一の現実だ
だから私はこのように生かされているんでしょと牽制しているのだ
神が奇跡を起こすなら悪魔だって奇跡くらい平気で起こせるはずなんだから
譜奏464