2019年1月9日

絆という言葉が私は嫌いだ

もしお互いがそう感じているのなら

きっとその言葉は二人の間で交わされない

保証

そして確認

人が生きていく上で避けられない保守行動と理解していても

その類いの全てが私には苦手なことだった

若さで尖っていた頃は浅ましいとさえ思っていたほどだ

年をとったらどうなるのだろうと思った日があった

そしてバランスの取れた穏やかさの中にいる自分を思い浮かべたりした

今となっては笑ってしまうしかないけれど

いつの時も人と人との始まりは曖昧なものなのに

終わりは何故か同じようになっていく

それが私には何かの罰のように思えてならない

 

譜奏322