2018年12月28日

海に落ちた星を見て

ガラスのような水面を見ていて

空の星は海の星が映っているのだと思った

小さい波に揺れる光がとてもキレイだったから

ウィンドーに飾られているサテンドレスが

わたしの瞳の中でキラキラと写っていて

今にも踊り出しそうで胸がときめいた

初めて見た光の光沢があまりに美しかったから

きっとその美しさが私の生き方に着床して

私は醜いものを受け入れない偏った大人になった

今そんな自分に苦笑いしながら

少しの誇りが胸にあるのを感じている

バランスを取る必要など人生には不要に思える

光の粒子はその場所では生きられないのだから

 

譜奏317