幼稚園児の行列の前に保母さんらしき人が2人
後ろにも左右を注意しながら2人
真ん中に列を守って横歩きっぽい人が1人
しきりに何かを言いながら前進しているが
子どもたちは大騒ぎ
色とりどりの水筒と服の色が揺れていた
平和という言葉が祝福の光を当てているような
愛しささえ感じる光景
私は今この子どもたちを守ろうとしている仕事に出会え
幸せな眩ゆい熱の中で生きている
感謝してもしきれない気持ちという感情を
私は両親以外に初めて持つことができていた
多くの苦しかった出来事に笑顔にさえなれる自分を噛みしめて
私は驚く園児に手を振り振り光差すアスファルトを横切った
譜奏233