短い春の日
傷つけたいほど大事にしていたペンダントを失くした
いつか誰かの写真を入れる欲望が取り残された
それから私は首飾りをしない
大人になって思慮の果てに
欲望をみつめることを覚えたけれど
その時間から得られたものは何もなかった
人はおそらく
正しいと誤り以外の力で縛られている
人間の執着は壊れていくものなのか
それとも死んでいくものなのだろうか
人は深く愛されれば輝くけれど
強く愛されたら媚びを分泌する
そして卑しい驕りの姿になっていく
譜奏227
短い春の日
傷つけたいほど大事にしていたペンダントを失くした
いつか誰かの写真を入れる欲望が取り残された
それから私は首飾りをしない
大人になって思慮の果てに
欲望をみつめることを覚えたけれど
その時間から得られたものは何もなかった
人はおそらく
正しいと誤り以外の力で縛られている
人間の執着は壊れていくものなのか
それとも死んでいくものなのだろうか
人は深く愛されれば輝くけれど
強く愛されたら媚びを分泌する
そして卑しい驕りの姿になっていく
譜奏227