変貌を期待する女性たちの潜在的な本質を煽って
流星がその勢いのままに空を一閃すると
希望としての悪女願望が発生するのは責められないものになる
変化はいつも無い物ねだりから始まっていくものだから
その後女性たちは真似事の祈りで嘘を練習するようになり
その効果を狡猾な純粋さで計るようになる
一度として流星の素性を疑うこともなく
そして言うのだ
あー何の味もしないと
期待していた高揚と願望が摩擦する音を棒読みするように
悪女は必ず一度そう口にして崩した性を振舞ってまた
何の味もしないと2度目は自分に聞こえるように言う
空なんか見てないでやっぱり自分が成長していかなくちゃと
まるで媚びたオモチャを投げ捨てて嗤うように
譜奏218