2018年5月11日

変貌を期待する女性たちの潜在的な本質を煽って

流星がその勢いのままに空を一閃すると

希望としての悪女願望が発生するのは責められないものになる

変化はいつも無い物ねだりから始まっていくものだから

その後女性たちは真似事の祈りで嘘を練習するようになり

その効果を狡猾な純粋さで計るようになる

一度として流星の素性を疑うこともなく

そして言うのだ

あー何の味もしないと

期待していた高揚と願望が摩擦する音を棒読みするように

悪女は必ず一度そう口にして崩した性を振舞ってまた

何の味もしないと2度目は自分に聞こえるように言う

空なんか見てないでやっぱり自分が成長していかなくちゃと

まるで媚びたオモチャを投げ捨てて嗤うように

 

譜奏218