女が紅を引く時
紅は紅自身が繋げようと惑うように
いつも何かに向き合ってその線をなぞっている
二つしかない性を諦めるように
その一つの性を曖昧にでも果たすように
もしも繋げ向き合おうとするものに
鏡のように写るものが返ってくるのなら
それは見ないほうが良いと
おそらく全ての女は感づいている
そこにロジックは持ち込まない
本質が本質として外気に触れる時
女は幼くして自身を隔てることを
引く色でなぞるように
カモフラージュされてきたのだから
譜奏125
女が紅を引く時
紅は紅自身が繋げようと惑うように
いつも何かに向き合ってその線をなぞっている
二つしかない性を諦めるように
その一つの性を曖昧にでも果たすように
もしも繋げ向き合おうとするものに
鏡のように写るものが返ってくるのなら
それは見ないほうが良いと
おそらく全ての女は感づいている
そこにロジックは持ち込まない
本質が本質として外気に触れる時
女は幼くして自身を隔てることを
引く色でなぞるように
カモフラージュされてきたのだから
譜奏125