天気雨の夏の日に空を見て
私は鳥になって空を飛んで
遊んでいたいと思った
やがて夕焼けになり
夜になり
キレイな三日月を見て
私は月になりたいと思っていた
そして願えば私は
鳥にも月にもなれると信じていた
思えばそれは
欲望の始まりだった
今私は鳥の死骸を見ても
月を黒く塗りつぶしても
哀しみの影さえ動かない
譜奏54
天気雨の夏の日に空を見て
私は鳥になって空を飛んで
遊んでいたいと思った
やがて夕焼けになり
夜になり
キレイな三日月を見て
私は月になりたいと思っていた
そして願えば私は
鳥にも月にもなれると信じていた
思えばそれは
欲望の始まりだった
今私は鳥の死骸を見ても
月を黒く塗りつぶしても
哀しみの影さえ動かない
譜奏54