星が流れて哀しいカルナバル
一人希いを吐き出した祈りの日が
ひれ伏すだけの生け贄でも
ただ燃えつきるように
生きる証が欲しかったの
人を愛して
その愛を飾る炎になり
迷い風に揺れる薔薇のように
わたしは女なのだからと
照らし出す風も止んで
月に舞うフェミニーナ
ひるがえす背に
媚びた指に
一人だけの喝采聴こえる
譜奏329
星が流れて哀しいカルナバル
一人希いを吐き出した祈りの日が
ひれ伏すだけの生け贄でも
ただ燃えつきるように
生きる証が欲しかったの
人を愛して
その愛を飾る炎になり
迷い風に揺れる薔薇のように
わたしは女なのだからと
照らし出す風も止んで
月に舞うフェミニーナ
ひるがえす背に
媚びた指に
一人だけの喝采聴こえる
譜奏329
永遠に消えない星
私だけの海に
煌めいて落ちて眠れ
時を忘れて
いつか誰か疾風のように
紅い月を盗んで
蒼い水面に映るように
踊るなら
謎めいた花のように
わたしは枯れていく色を捨てて
言葉を殺して
太陽を愛しすぎて翼が溶けた天使のように
運命だけではもう火がつかない夜を
みつめているの
譜奏328
青のない涙でまだらな空
落ちる雨になりたい
夢の先に紡いでいた
私だけの褪せない糸
壊して気がつくの
人は愚かな天使
目を閉じて傷ついて
手を当てて息をして
抱きしめて
重なるよ
ひと雫の血と絆だけ
悲しくて傾いた月をみつめていたの
時が止まるように
ただみつめていたの
譜奏327
空に続く糸は
誰にも見えないから
叶えられるのは
真実の希いだけと
雨が歌うように
虹に姿を変えていく
水に刻まれた物語を
やさしく聴かせて
アダムとイヴは恋にさ迷い歩いて
天使にはぐれて
愛だけを映す水面になった
涙が雨になることも知らずに
水に刻まれた物語をやさしく
やさしく聴かせて
譜奏326