自分が誰なのかさえ
感じなくなっていた闇の中で
やっとみつけた夢を
両手で抱えて
きっと
意味もなく
生まれてきた訳ないと
心で叫んで
流れていく時を
みつめて
いつかひたむきに生きることが
きっとあると
信じていた
寄るべなき私にも
譜奏341
自分が誰なのかさえ
感じなくなっていた闇の中で
やっとみつけた夢を
両手で抱えて
きっと
意味もなく
生まれてきた訳ないと
心で叫んで
流れていく時を
みつめて
いつかひたむきに生きることが
きっとあると
信じていた
寄るべなき私にも
譜奏341
銀の雨
しずくがこぼれ落ちて
さびしい歌になる
永遠に会えない人の声
胸に刻もうと
一人振り返った夜を
脱ぎすてて
今この時の自分が
忘れられていく
ありふれた
思い出のように
うつむいた横顔
陰に落ちて
さびしい星になる
譜奏340
このまま涙が渇いたら
虹のように頬に残し
やさしく怯えるの
消えるはずない
恋のタトゥーに
もつれ合う風も
二人には最後と知って
あなたも笑っていた
戯けるように
時の凪を過ぎて
虹の傷をみつめ
私
胸の海を抱きしめてた
愛しむように
譜奏339
折れた時間の背中を追って
坂のある街思い出してた
季節風のよう
人の夢跡
何を遺して
どこに流れつくのか
心閉ざして上手に生きても
誰も振り返らない淋しい花は
涙で笑って
玩具の瞳に
丸く渇くの
愛に溺れたシオンに揺れて
風に遊ぶように
ふわりと空に
譜奏338