2017年2月1日

水の紋の揺らぎの終に留まる

円の死に

無関心な水面

その湖表に

湖底に棲むように

淡い光を放つ

孤高の濁り月

紡がれていくの

きっとそのように

音も光も

静寂にまとわりつく

惑いのような風も

今私が揺らぎに棄てた

消し言葉の祈りも

 

譜奏18