2018年7月20日

人は価値を探して生きている

例えば正しいと間違いだけの判断で生きていくと

受け入れるか拒むかだけの生き方になり

突発的な強い拒絶を経験すると

孤独に籠る人間になっていってしまう

孤独は個毒と言い換えても良いくらい

まるで好んでいるかのように習慣性が強く

退廃していきながら包み込む錆びた味わいで

重苦しいのに退かせない安堵を与えて人の心を囲う

こんな風に例えていくとかなりの数に思い付く

思い付く数の分だけため息も出るのだけれど

だから私は心の芯から聞こえてくる自分の聲だけを

素直な覚悟を持ちながら聞くようになった

たとえそれがどんなに不合理に思えたとしても

 

譜奏248