2018年9月5日

嘘の思い出話で泣けるナルシストが

自分の真摯な孤独に包まれる夜

わたしはどうしてこんな人間になってしまったのかと考えた

振り返ってみても家族はみんなマジメ過ぎるほど真面目

世間のレールから外れた人間はいない

夜明けまで考えてダメだったら2度と考えないと決めて

その彼は誰れ時

多分心が弾むようなことを身体で感じたかったのだと気がついた

そしてこんな自分になったのはあんな家庭だったからだと思った

わたしは夢を食べる

語るだけの夢を食べる

平安の形は人それぞれに違うのだからと

少しだけ笑ってそのあと

泣いてることに気づいて顔を見るために鏡を探していた

 

譜奏268