2018年4月2日

花を模倣して託す感性の行き着く先は

結局は自分に目を向けて欲しいという幼い願望

その企みを知ればその瞬間に

その美しい華やかさは毒々しいものに見えてしまうだろう

哀しみを見せつけるように枯れる花に

誰も憐れみを抱かないのだから

人は気づかないところで色々な模倣に依存している

それがいけない事なのか学びなのかは判らない

しかし私には目立たない暴力のように思える時がある

勇気を持とうと思ったりする

何に対してなのかも解らずに

私は私でしかないのだから

そして私はその花そのものになろうとして

生きているのだから

 

譜奏201