花を模倣して託す感性の行き着く先は
結局は自分に目を向けて欲しいという幼い願望
その企みを知ればその瞬間に
その美しい華やかさは毒々しいものに見えてしまうだろう
哀しみを見せつけるように枯れる花に
誰も憐れみを抱かないのだから
人は気づかないところで色々な模倣に依存している
それがいけない事なのか学びなのかは判らない
しかし私には目立たない暴力のように思える時がある
勇気を持とうと思ったりする
何に対してなのかも解らずに
私は私でしかないのだから
そして私はその花そのものになろうとして
生きているのだから
譜奏201