2018年3月14日

ふと気分がしなやかな夜

人は過ちもあった過ぎた日を振り返り思う

自分は精一杯生きてきたのだろうかと

少しばかり正しいとばかりは言えなくとも

自分なりには懸命に生きてきたはずだと

そしてそれは概ね正しくその人は賢明な人だと言える

何より明日に前向きな姿勢がその人の基本にあるからだ

私の周りにいるそういう人は振る舞いも柔らかく

自制された忍耐強さを持つ愛すべき人達だ

しかし私はその人達と話していると

いつも疎外されていく自分しか感じないで生きてきた

何故だろうと思った時期もあったが理由ははっきりしている

私は振り返ってしまえば未来という獣が

自分の後ろに立っている気がしてならなかったのだ

 

譜奏193