2018年2月23日

誰かに見られたいことを書いた時

私は子供ながらに大らかな文字を選んで

さらにやさしく見えるように気を配って書いていた

いつそんなことを覚えたのか

今はそのノートの表紙に書いた

恥ずかしいとしか言えないタイトルしか思い出せないけれど

そんなことを思い出したのは

システム手帳に書かれていた狭い字間に気づいたからだ

私はきっと希っていたのだと思った

あの幼い日の私でさえ

はっきりと

あなたは何を思い何をしたいと思っているのですかと

天使に問うように

聞いて欲しかったのだと

 

譜奏185