2018年2月12日

どんな罰も足らない

心の望みを突き止められず

望まないままに拒めず

無為の流れに時を奪われて

胸の海に沈む星を見上げて

整えた夢を口走った私の

背信

人は何故人生という堆積を重んじるのだろう

それが生命を組成するロジックなのか

静かな鈍痛が教えるように私の中で鼓動する

意味という化身が堆積を組成しているのなら

そうであるのなら私の背信は

罰を認識する以前に

どんな罪も足らないということになる

 

譜奏180