2017年10月13日

耳をすまして風を聴き

目を閉じて太陽を感じ

足で地を確かめ

空気を手で掴み

過ぎゆく時を胸に響かせ

それらに心の鼓動を同調させて

今ある自分の命の軸に

重心を置く

日常を飾らず

形有るものに依存せず

畏怖を忘れない

そこからだ

それから初めて人は

言葉を持つべきなのだ

 

譜奏127