量子が遊ぶ点描のように
雨上がりのアスファルトの背に密やかに
淡く注ぐ落ちし煌き
月光色
私が確かにここに立っていることを認め
その本質へ向かおうと願うことを知る
仄かなだけの光
仮装とも言えず
本質とも言えず
そのどちらでさえ
どちらでもないと言えず私は
ただ光をなぞる
今はそれでいいと言葉になりそうな息を
月に殺して
譜奏90
量子が遊ぶ点描のように
雨上がりのアスファルトの背に密やかに
淡く注ぐ落ちし煌き
月光色
私が確かにここに立っていることを認め
その本質へ向かおうと願うことを知る
仄かなだけの光
仮装とも言えず
本質とも言えず
そのどちらでさえ
どちらでもないと言えず私は
ただ光をなぞる
今はそれでいいと言葉になりそうな息を
月に殺して
譜奏90