バラードの4拍子の中に
埋もれていた切ない時間が
無数の放物線のようになって
眠りを妨げる夜
親しんだフレーズに
耳を塞いだ手を
開かない貝の形にして
私は
異物のようになっている心が
身体から切り離されることを
祈るようにその静けさに委ねた
私は怯えていたのかも知れない
私そのものが変わっていく
確かな兆しに
譜奏56
バラードの4拍子の中に
埋もれていた切ない時間が
無数の放物線のようになって
眠りを妨げる夜
親しんだフレーズに
耳を塞いだ手を
開かない貝の形にして
私は
異物のようになっている心が
身体から切り離されることを
祈るようにその静けさに委ねた
私は怯えていたのかも知れない
私そのものが変わっていく
確かな兆しに
譜奏56