人生に
望みだけをばら撒いた呪文は効かない
もし永遠に消えない火を盗めたら
私はこの身体に隠すだろう
火は変化せずに永遠と寄り添うのだから
人と対峙している存在が曖昧で
その存在感だけを感じて生きていく運命に
私はむしろ祝福を感じながら
しかし私の明日はきっと何かが違うと思い
闇の輪郭線を探すように夜と交わる
そしてこの夜明けこそはと
私に備えられたキメラの発症を待つ夜を重ねて
背に翼を感じる瞬間に焦がれるままに
暁の空を翔び立つ私を思い描いていた
譜奏272
人生に
望みだけをばら撒いた呪文は効かない
もし永遠に消えない火を盗めたら
私はこの身体に隠すだろう
火は変化せずに永遠と寄り添うのだから
人と対峙している存在が曖昧で
その存在感だけを感じて生きていく運命に
私はむしろ祝福を感じながら
しかし私の明日はきっと何かが違うと思い
闇の輪郭線を探すように夜と交わる
そしてこの夜明けこそはと
私に備えられたキメラの発症を待つ夜を重ねて
背に翼を感じる瞬間に焦がれるままに
暁の空を翔び立つ私を思い描いていた
譜奏272