2018年5月18日

陽の光は見上げる人に未来を思わせて

高価な本を駄目にする

限りそのものが無いから物事に二面性の枠など収まらない

だから何をしても何を思っても良いけれど

嘘だけは死を覚悟してツくようにと

微笑みのように語った後

希望というのは曖昧な味しかしないから

千回盗んで食べても

最後に一回だけ絶望に捕まって

一回だけ死んだらいいことだと言って

寝返りをうって遠い見知らぬ町に行き

名も知らないものを食べ安い無駄な本を読んでいた

昨日では手に入らない

明日には消える私

 

譜奏221