陽の光は見上げる人に未来を思わせて
高価な本を駄目にする
限りそのものが無いから物事に二面性の枠など収まらない
だから何をしても何を思っても良いけれど
嘘だけは死を覚悟してツくようにと
微笑みのように語った後
希望というのは曖昧な味しかしないから
千回盗んで食べても
最後に一回だけ絶望に捕まって
一回だけ死んだらいいことだと言って
寝返りをうって遠い見知らぬ町に行き
名も知らないものを食べ安い無駄な本を読んでいた
昨日では手に入らない
明日には消える私
譜奏221