このまま涙が渇いたら
虹のように頬に残し
やさしく怯えるの
消えるはずない
恋のタトゥーに
もつれ合う風も
二人には最後と知って
あなたも笑っていた
戯けるように
時の凪を過ぎて
虹の傷をみつめ
私
胸の海を抱きしめてた
愛しむように
譜奏339
このまま涙が渇いたら
虹のように頬に残し
やさしく怯えるの
消えるはずない
恋のタトゥーに
もつれ合う風も
二人には最後と知って
あなたも笑っていた
戯けるように
時の凪を過ぎて
虹の傷をみつめ
私
胸の海を抱きしめてた
愛しむように
譜奏339
折れた時間の背中を追って
坂のある街思い出してた
季節風のよう
人の夢跡
何を遺して
どこに流れつくのか
心閉ざして上手に生きても
誰も振り返らない淋しい花は
涙で笑って
玩具の瞳に
丸く渇くの
愛に溺れたシオンに揺れて
風に遊ぶように
ふわりと空に
譜奏338
風に祈っても
置き去りにしても
愛は誰の胸にあるの
心の刃で言葉を削って
振り向いた声に
零れた涙が
雨の化石のよう
自分ひとりで生きると
息を殺して閉じた
唇が
生け贄のように
悲しみを知るの
眠る赤のように
雨の化石のように
譜奏337
美しく流せるなら
涙さえ虹のように
愛に彷徨い歩いて
フラスの森に
キラキラと
夜明けを拒む
摩天楼
消えていくように
落ちていくように
両指で作った月
愛さえ悲し人のよう
フラスの森の
背を抱く
摩天楼
譜奏336