2019年9月9日

悲しい絵本を読んだら

涙でいっぱいになって

不思議な絵本を見ていたら

口がとんがらがって

隠れた月が怒ったように

黒い雲を連れ出してきたら

雨が地上にリズムを振り落として

私の傘が

その音と遊ぶようにくるクルくるクル

空に向かって回りだす

誰も知らなかったダンスのように

何も知らない瞳のようにまた

クルくるっと笑って回ってる

回ってるの

 

譜奏426