2019年5月24日

あなたの背中見る摩天楼

食べかけの夢だけ

ガラス空の海

煌めいた星屑を

追いかけるように

おとぎ話の終わりのよう

明日のことより

手に触れた哀しみを

時が止まるから

陰のように抱きしめていて

命と同じ重さ感じるから

それぞれの確かなものを

みつけられずに

ただ寄り添っていた二人

 

譜奏380