2018年6月27日

キレイに生きてきた訳じゃない自分だけが知る自分が

まだ奥の私を問い詰めようとする夜

いつまでもこんな風にしてしまう自分が

もう正しいことに思えないと思える自分がいた

答が出ないまま問い続けることに

私は飽きて疲弊していたのかも知れない

キレイに生きるという信仰のようなものを

私はいつ何から得て持ち始めたのだろうと思った

しかし私は考える間もなくその考えに魅了されていた

気質に合っていたのだろうと思うしかない

人間は過去を清算ばかりして生きている

その度にもう必要ないとしまったリセットボタンを探すように

私は迷路に迷い込んでいた自分が愛しいもののようにも思えて

新しい真っ白なノートのページを開いてみたくなっていた

 

譜奏238