2017年8月25日

乱数のように配置された星座の

屈折した光の残渣

漆黒だけの十二のタトゥー

人々の運命を分け

操りの量子を輝きの糸に撚り

放つかのような

悪魔的な神秘を月下に落とす

無機なるものの連続は

限りある時間を生きる者に感受を与え

感受は行き先を知らず

怠慢した恐れに行き着いていく

両手を空に残渣を受け

額ずかないと私は微笑む

決して運命になど

 

譜奏106