心が落ち着かない星消えの夜
いつもの静寂が機嫌を損ねて
悪意を向けるように
私に孤独を投げつけてきていた
明日になれば
いや夜明け前には
またいつものように気配を変えると
解っていてもやはり私は萎縮してしまう
萎縮は夜に逃れる私にとって
最大の罰なのに
明日を怖れていた私は今夜は囚われまいと目を見開いた
すると静寂は突如ピアノの倍音を殺すような呻きを漏らして
まるで私自身のようになって
夜に怯えを見せ始めたのだ
譜奏64
心が落ち着かない星消えの夜
いつもの静寂が機嫌を損ねて
悪意を向けるように
私に孤独を投げつけてきていた
明日になれば
いや夜明け前には
またいつものように気配を変えると
解っていてもやはり私は萎縮してしまう
萎縮は夜に逃れる私にとって
最大の罰なのに
明日を怖れていた私は今夜は囚われまいと目を見開いた
すると静寂は突如ピアノの倍音を殺すような呻きを漏らして
まるで私自身のようになって
夜に怯えを見せ始めたのだ
譜奏64