2017年5月8日

私を支配してきた

パステル画のような色彩を

本質を

疑う夜

落としたグラスの

飛び散ったガラスの破片が

数え切れないパズルのように

私の足下で光っていた

人生は得るものなのか

費やしていく性質のものなのか

そう考えようとすること自体が

すでに

過ちなのかも知れないと

うそぶいているかのように

 

譜奏59