時の堆積の中にいた人と
心が途切れてしまった午後
私は乱れないリズムを打ちながら
初めてのカフェのテーブルに
手を投げ出した
気がつけば爪床が荒れていた
小さな血液を含んだ皮膚が
接しない点画のように
その色を哀しく見せている
生きるって何故
変質を繰り返すのだろうと思った
時を塞いで息をする力を忘れた
私のこの爪が
与えられた示唆であるかのように
譜奏45
時の堆積の中にいた人と
心が途切れてしまった午後
私は乱れないリズムを打ちながら
初めてのカフェのテーブルに
手を投げ出した
気がつけば爪床が荒れていた
小さな血液を含んだ皮膚が
接しない点画のように
その色を哀しく見せている
生きるって何故
変質を繰り返すのだろうと思った
時を塞いで息をする力を忘れた
私のこの爪が
与えられた示唆であるかのように
譜奏45