始まらず終わらない無為を知る時
私はいつか旅の日にと希い
そして内なる者にと希い
川水で羽を洗う鳥のように
飛ぶべき空の広さを測る
自身の油断に気づかず
明け方に落陽を見上げ
風砂を払い
今日のために靴紐を結んで歩いても
都合の良いモラルを曖昧に使えば
その分の罰があり
人の心の葛藤はいつしか悪賢い兎のように
いくつもの巣穴を掘って
報復し合っていくようだ
譜奏205
始まらず終わらない無為を知る時
私はいつか旅の日にと希い
そして内なる者にと希い
川水で羽を洗う鳥のように
飛ぶべき空の広さを測る
自身の油断に気づかず
明け方に落陽を見上げ
風砂を払い
今日のために靴紐を結んで歩いても
都合の良いモラルを曖昧に使えば
その分の罰があり
人の心の葛藤はいつしか悪賢い兎のように
いくつもの巣穴を掘って
報復し合っていくようだ
譜奏205