2019年6月19日

重い苦しみに出合う時

受け止められない不安に怯える時

多くの人はただ立ち止まることを恐れ

その場から逃れることだけに囚われてしまう

そして過去と未来を徘徊する断片に傷ついていく

心の中を濃霧のように浮遊する

自身の確信的な明日の罪を従わせても

その解決の聖水を示す書は何処にもないというのに

立ち去ってはいけない

巡礼する者よ

あなたはいつまで弱き者として生きるのか

未来の扉はあなた自身を

そして全ての時間を許すことでしか開かないと

示唆を与え続けてきたはずなのに

 

譜奏391