2018年2月2日

真冬に暖房をMAXにして部屋を薄明かりにして

アイスクリームを食べる

内緒で少し悪いイタズラをしているように

子供の頃からいくらか潔癖なところがあった私は

そんな自分に反抗するようにそんなことをしていた時期があった

ささやかにはみ出すことは私にとって

思いがけなく存外に楽しいことになっていた

予想通りそれからの私は私の当たり前から

さまざまにエスカレートしてはみ出すようになっていく

破壊することで元々そこにあった何かの形を確かめるように

生きるということが一本の糸を織り込むことなら

私は私の熱の色でその糸を灼き

人生がせめぎ合う水の流れのようなものなら

私はただ意思無き人のようにそのうねりに身を委ねていたい

 

譜奏176